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2006年2月15日 (水)

映画「燃ゆるとき」

可もなし、不可もなしと云ったところか…。
しかし、正統派の日本映画。

燃ゆるとき

【あらすじ】
即席めんを主力商品として、アメリカ大陸にも拠点を置く食品会社・東輝水産は、安価な新商品を売り出すアジア各国の企業に押され気味で、工場再建が不可欠となっていた。社長と現地法人の社長の命で単身渡米した資材担当・川森は、さっそく再建に着手する。まずは現地従業員の一時的なレイオフ。そして大幅なコストカット。さらにアメリカ人の嗜好に合う、新たな安くておいしいカップ麺の開発。古株社員と対立しながらも再建は進められ、新発売されたカップめんの評判は上々、すべては順調だと思われたが…。(goo映画より) 

poster

監督 : 細野辰興
脚本 : 鈴木智
原作 : 高杉良
出演 : 中井貴一、鹿賀丈史、大塚寧々、津川雅彦、
伊武雅刀、長谷川初範、中村育ニ

近頃邦画ばっかり診ているような気がするけど、今回またも邦画。
高杉良さん原作の映画と云えば、「金融腐食列島 呪縛」が強く印象に残っているが、やはりあのインパクトには勝てず。
まあ、仕方ないかなー。題材が題材だし…。

「プロジェクトX」みたいな映画って云ったらいいのかなー。
数々の困難を乗り越えながらも、会社を立て直していく感動ストーリー。
ただ、全体的に盛り上がりに欠ける感が拭えないし、
山場はそれなりにあるのに、それほどの感動や共感が生まれてこない。
つくり自体は、実にしっかりしている映画なのに、
イマイチ観客に訴えかける力に欠けるんだなー。
何故なんだろうか?

端的に云うと、実に平均的な出来栄えが、
この映画の面白みを無くしているような気がするし、
何もかもがそこそこまとまっていることが、逆にマイナス作用に働いているとも云える。

まあ、アメリカの労働組合・ユニオンの本末転倒ぶりとか、
投資顧問会社の流石のハゲタカファンドぶりとか、
いろいろと勉強になったと云うか、ある面、ホリエモンを思い出したりしたけれど、
やっぱり、イマイチ緊迫感がなかったなー。
切羽詰ったものが、画面から全然伝わってこない。

それに、この映画は余りにも役者のキャラに頼りすぎているような気がする。
主人公を演じる中井貴一は、もうそのままって感じだし。
社長役の津川雅彦はまた、家康ばりの熱演でこれも想定範囲内。
なんだか、目新しい発見がない。
こう云うところも、この映画がいまいち盛り上がらない要因。

しかし、面白い映画であることは、間違いないし、よく出来ている。
そう云う意味では、可もなし、不可もなしってところ…。

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